HTML5対応CMSの条件
HTML5の話題が出ない日はないぐらいになっているが、Web屋としてHTML5で実装した後、それを運用できるCMSとはどのようなものなのか考察したい。
HTML5対応CMSの条件
- HTML5リッチインタフェース対応
- HTML5セマンティクス対応
はこの2点であると思われる。
HTML5リッチインタフェース対応
HTML5関連技術ではHTML5 canvasタグ+JavaScript、SVGなどによって動きのユーザインタフェースを実装することが可能である。これらをCMS化にする為には更新に関わる部分を外部ファイルとしてXMLなどで持つことが有効である。特にSVGはSVG自体がXMLである。つまり、ユーザインタフェースとコンテンツの分離をし、コンテンツをXMLで管理しておくことそれができるCMSである必要がある。
そのようなCMSであればコンテンツをXML化しておくことにより、必要なユーザインタフェースを追加すれば、それぞれのデバイスにふさわしいリッチなユーザエクスペリエンスを提供することができるようになる。
HTML5セマンティクス対応
HTML5マークアップの心得と作法
http://www.slideshare.net/futomihatano/html5-9066829
HTML5ではHTML4の文書構造やコンテンツの意味づけとは違うタグを設置する必要がある。文書構造では記事全体 article とその一部分 section タグが存在する。コンテンツの粒度がページ単位から記事内の一部分 section にまで細分化されることになる。そのため、CMSにおいてもコンテンツの粒度がページ単位ではなく section 単位で扱える必要がある。
ワンソース・マルチデバイスCMS – Web Meister
コンテンツ構造に関係なくコンテンツを再利用し、HTMLをワンソース・マルチデバイス化、必要に応じてデバイス特性を生かしたコンテンツをデバイス個別に用意することができる。各デバイスに適合したプログレッシブ・エンハンスメントやリッチインタフェースのコンテンツをXMLで管理することも可能である。ユーザインタフェースとコンテンツの分離、サイト階層構造とコンテンツをXMLで管理し、HTML5タグのarticleとsectionに対応し、section単位でのコンテンツの再利用が可能になっている。そのため、レスポンシブ・レイアウト+スマートフォン専用サイトを制作・管理が可能である。また、管理画面はマニュアルを必要としない操作性を目指して、XHTML、XMLを知らなくてもコンテンツ更新ができるようになっている。
文章としてはつめが甘いですが2つの条件を満たしているということを今日言いたかったのです。
2011/11/29 | CMS, Web Meister CMS, HTML5, Web Meister
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