「グッドデザイン大賞」からコンセプトを考える…

2008年11月6日、2008年グッドデザイン大賞が発表され、トヨタの乗用車『iQ(アイキュー)』が大賞を受賞しました。大賞にノミネートされていたプロダクトのなかで、個人的には、隈研吾氏が手掛けた『無印良品 窓の家』が「家を暮らしから考える」というプロダクトのコンセプトと「無印良品」が掲げてきた「飾らない、シンプルな暮らし方」というコンセプトが融合され、うまく形になっていて気に入っています。

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これらノミネートされた作品を見ていると、「世の中には、明確なコンセプトのあるモノとないモノが存在する」のではないか、ということに気づきます。
例えば、世田谷の住宅街に建つ家々を眺めてみて、設計者のコンセプトが明確にわかるものはどれくらいあるでしょうか。もちろん、どの家も住むための機能は備えていますが…。

明確なコンセプトを掲げて成功した事例として、北海道旭川市にある旭山動物園が挙げられます。日本では上野動物園の次に入場者数が多く、年間約300万人も訪れる動物園です。まるで水族館のように動物の行動が観察できる「行動展示」という方式を採用し、従来の檻の中では見られなかった動物の生き生きとした表情や行動を見ることができる(左下写真)というユニークな試みが、一度はつぶれかかった動物園をよみがえらせました。この方式を採用するまでは、旭山動物園も一般的な動物園と同じように檻の中の動物を観察する「形態展示」という方式を採用していました。つまり、「形態展示」から「行動展示」へコンセプトを変更したことで、新しい価値を創造したのです。

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「優れたコンセプトは新しい価値を創出する」。Webサイトの制作においても同じことがいえるのではないでしょうか。

※この記事は2008年9月~ All About Profile に掲載していたものを移設しています。
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