kobo tach を使ってみて

電子書籍のインターフェースや利便性を体感したくて、「kobo tach」を購入。製品が届いてから20日が過ぎた。インターネット上では、現時点でも様々な酷評が飛び交っているが、個人的には、kobo tach という製品自体はよくできていると思う。
しかし、サービスに不満がないわけではなく、どこが良くて、どこが悪いのかをはっきりさせるため、サービスを「製品」「アプリ」「コンテンツ(書籍)」「サポート体制」という4つのカテゴリーに分けてみた。

「製品」
まず、手にとってみて”軽い”の一言。iPad も持っているが、とてもあれを通勤電車の中で使おうという気になれないけど、kobo は全く問題なく使える。iPhone で書籍を読むことを思うと画面サイズもちょうどいい。「作りがチープだ」という意見もあるけど、少々雑に扱って壊れるレベルではなく、重さとのトレードオフだと考えると納得のいくレベルだと思う。
スリープからの起動やページをめくる反応に若干のモッサリ感はあるものの、あまり反応が敏感になるとかえって使いにくい可能性もあり、まぁ、許容範囲である。PCのマウスポインタの調整のようにチューニングレベルでユーザーが選択できるようになればさらに良いのだが。
視認性は、バックライトがないので暗いところでは読めないが、明るいところではチラツキがなく、モノクロの階調が適切なため見やすい。カラーだったら買うのにという周りの意見があるが、これもバッテリー消費量とのトレードオフだと思うので、今のままで問題ない。
ユーザビリティに関して、特段悪いわけではなく、普段、iPhone やスマートフォンを使っているユーザーであれば、マニュアルがなくても設定や操作ができるレベル。7980円という価格でこれだけのデバイスが手に入るというのはいい時代になったと感じる。

「アプリ」
ネット上で飛び交っている不満の半分以上は、PCにダウンロードするアプリの不具合のような気がする。実際、予約して購入したため、初期設定時にサーバーが混み合い「認証エラー」が連発し、かなりイライラした。諦めて4時間くらいしてからアクセスしたら問題なく初期設定は完了した。
早速、書籍を購入してみる。楽天ポイントで購入していたときは大丈夫だったのだが、クレジットカードで購入すると消費税が2重に請求されていた。8月に入ってからは解消されていたのだが、問い合わせをしてはじめて発覚するという事態だった。
未だ解決していない問題が1つある。Macを母艦にしているのだが、書籍を購入後、同期(Wi-Fi もしくは、USB)ですると文字化けした本棚が新規で作成される。これは、日本語名(2byte)で本棚のタイトルを作成している場合に発生するバグで、タイトルを半角英字(1byte)にすることで解消するらしいが、日本語タイトルで作成したいので、バージョンアップがでるまで待つことにする。Windows版は3.0.2という解消版が出ていて解消されているみたいだ(2012年8月15日現在)。

「コンテンツ(書籍)」
日本語タイトルがまだまだ少ない。青空文庫を除くと1万点くらいしかなく、買いたくなる書籍も少ない。価格は一般書籍より1割ほど安く買えるが、再販のものに関しては、3割~5割ほど安ければ、一気に普及すると思う。今後のコンテンツ拡充と価格設定の見直しを期待する。

「サポート体制」
ネット上で飛び交っているもう半分の不満はサポート体制だろう。そもそも、IDに日本語(2byte)を入力するユーザースキルを想定できていなかった等のサービス前の準備体制もあるが、問い合わせしてみると、メールにしろ電話にしろ、明らかに混乱しているのが伝わってくる。
購入価格の不備や文字化けについてメールで問い合わせたところ、Windows用のバージョンアップを適用して欲しいと返答がきた。Macユーザーということを記載していたのに。その後、1週間以上連絡がないので、電話をしてみると状況だけ確認して、ID(ユーザー情報)を確認せずに切ろうとする始末。その後、3回のメールのやりとりで、購入価格の不備については解決したが、本棚タイトルの文字化けについては解決にいたっていない。
自らがCMSというパッケージサービスを展開しているだけに、つくづくサポート体制の重要性を再認識させられる。

総括として端的にまとめてみると、製品自体の完成度は高く、価格も安いが、アプリのローカライズ(日本語環境)にうまく対応できていないのと、サポート体制の悪さが目立つため、悪評がひとり歩きしている感じがする。アプリの不具合が落ち着き、サポート体制のナレッジがたまってくれば、現ユーザーの不満はほぼ解消されると思う。
スタートでコケた感があるので、そのマイナスをどのように盛り返せるかと、書籍の拡充と価格の見直しがこのサービス成功の鍵だと思う。

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最新ブラウザのシェアと「HTML5 + CSS3」

2012年4月のブラウザのシェアがNet Applicationsから発表された。
デスクトップPCのブラウザシェアは下記グラフの通りで、Internet Explorerに関しては、HTML5 + CSS3に対応していないブラウザ(IE6~8)は分けて表示している。
ブラウザのシェア2012年4月
現時点で HTML5 + CSS3 で実装した場合、デスクトップPCから閲覧しているユーザの約60%をサポートすることができる。ブラウザによって実装の差異があるため、すべての HTML5 + CSS3 の機能が使えるわけではないが、急激に環境が整ってきているといえるのではないだろうか。

一方、スマートフォンとタブレットPCのブラウザのシェアは以下の通りだ。こちらは、HTML5 + CSS3 に約96%以上が対応していることになるので、迷わず新しい技術を選択することができる。
スマートフォンとタブレットPCのブラウザのシェア
デスクトップPCでHTML5 + CSS3に対応していないブラウザの内訳だが、IE8が26.2%、IE7が4.8%、IE6が7.1%となる。Windos8の登場やWindows7でIE8を使用しているユーザがIE9にシフトすれば、一気に80%以上になるので、あと1年以内で状況が一変することに期待!!

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